内科は病気や軽い怪我をしたとき最初に受診する診療科です。
病気や怪我の原因を的確に判断し、初診患者さまにもっとも適切な医療を受けていただくための診察を行います。
風邪や腹痛、頭痛、ちょっとした切り傷など、頻度の高いありふれた病気や怪我は内科の医師が治療しますが、ときには思わぬ原因で引き起こされている病気や怪我も少なくありません。
他の診療科で診察を受けるべきと判断した場合は、その専門科に紹介するのも内科の重要な務めです。 内科は、消化器内科をはじめ、呼吸器内科、循環器内科、神経内科、血液内科、腎臓内科、内分泌内科など数多くの専門に分化しています。
薬物療法ではなく、手術的な方法によって病気や怪我を治療する診療科を外科といいます。
外科は、はっきりと病名が決まってから行く診療科といってもいいでしょう。そのため、どのような部位に対しても外科的治療を行うことになります。
外科と名称が付く診療科は、消化器外科、胸部外科、心臓外科、血管外科、呼吸器外科、内分泌外科、腎臓外科、脳神経外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、美容外科、口腔外科など様々です。
整形外科は運動器官の病気や外傷(ケガ)を取り扱います。
背骨・手・足など、全身の運動器官を造りあげている、骨・関節・筋肉・靭帯・腱・脊髄・神経の病気、外傷(ケガ)による損傷、手足などの先天性疾患(生まれつきの奇形など)を治療します。
整形外科の治療は、単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を回復させることも目的です。不幸にして、運動機能の回復が十分に得られなかったとしても、残った機能を最大限に活用して、元の状態に出来るだけ近く機能を回復させることも、整形外科の大きな役割です。勿論、この際リハビリテーション医療との協力が必要なこともあります。
運動機能の障害だけでなく、痛みを主とする疾患(俗に神経痛・リウマチなどと言われる病気)の治療を行なうのも、整形外科の主要な仕事です。
生まれてすぐの新生児から中学卒業までが目安です。
小児科は子どもを全体的に診る科です。外傷以外の全ての疾患を総合的に診察します。
子どもの病気で何科にかかるか迷ったら、まず小児科に来てください。診察の上、必要なら適切な病院に紹介します。
小児皮膚科や小児アレルギー科などの科は、標榜できる科として存在しません。これらは小児科の中に含まれます。特に子どもの場合、発疹などの皮膚の病気は川崎病や溶連菌感染症や紫斑病等々、全身的な病気の一つの症状として現れている事も多くあります。
子どもの皮膚病は、まず小児科へ受診される事をお勧めします。